【人に好かれる極意】今すぐ使える褒め方のコツ

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「子どもが言うことを聞いてくれない!」
「後輩がやたらと反抗的だ!」
「部下がぜんぜん動いてくれない!」
「恋人がなんだか不満げだ!」


こんな風に悩むことありませんか?


日本人は欧米人などに比べ、人を褒めるのが苦手だと言われています。
私も典型的な日本人の1人で、「あ、いまのいいな」と思っても、なかなか口に出せないんですよね。


褒め上手な人を見ると、「あの人と自分、何が違うんだろう」と悩むこともありました。そこで褒めることについて勉強してみたのです。


そしてわかったのは、「褒める」というのは技術であるということしっかりと訓練をしなきゃ、身につかないものだったのです。


ではどうすれば褒め上手になれるのか。その具体的なノウハウをご紹介しましょう。



 

1.なぜ褒める必要があるのか




教育でも恋愛でも、よく褒めろと言われます。しかし、どうして褒める必要があるのでしょうか。何か特別な意味がなくてはそう指導されませんよね。


それは「人が車と同じだから」です!


人にも車と同じようにエンジンが搭載されています。車であれば、それはボンネットの下ですが、人の場合は心の中にあるのです。


エンジンですので当然、動かすためのエネルギーが必要になります。そのエネルギー源としてもっとも有効なのが「褒める」ということなのです。


褒められないと、エンジンへのエネルギー供給が停止してしまう。すると、やる気がなくなり、モチベーションが下がり、無気力状態になってしまいます。ガス欠状態です。


人の場合、厄介なのがガス欠かどうかの判別がつきにくい。もう心にエネルギーがないのに、ガス欠だと周りも、本人さえも気付かないといことです。


だから心の健康のためにも、人を動かすためにも、定期的に褒める必要があるのです。




2.褒める効果

2-1.子どもを褒める効果

子どもは内発的にエネルギーを供給するのがヘタです。大人は多少のガス不足なら、「自分へのご褒美!」といってモチベーションを上げることもできます。


しかし、子どもは自発的にモチベーションを上げる方法がわからないので、わずかなガス不足でも致命傷になってしまう恐れがあるのです。


だから子どもに対しては大人が褒め、エネルギーを供給してあげなくてはならないのです。


そのぶん、褒められたときの効果は大人以上にあります。やる気が出て、自信を持ち、勉強や運動、コミュニケーションでも積極的になれます。


また子どもはいつも不安を抱えて生きています。大人が褒めてあげることによって、その不安も取り除いてあげることもできるのです。



2-2.後輩・部下を褒める効果

後輩や部下を叱ることは悪いことではありません。苗木の伸びる方向を正すには有効な方法です。


しかし叱ってばかりいると、エネルギーの供給が行き届かない。マイナス思考になり、行動的になれず、思うような成果を出せません。


苗木を伸ばすのは褒め言葉なのです。


また、いつも叱るだけの先輩や上司を好きになれない。好きになれないので、なかなか信用しにくく、業務にも支障をきたしかねません。


一方で定期的に褒めるとス思考になれ、失敗を恐れず行動できるようになり、より成果を上げられるようになります。また人は自分に優しくしてくれる人を信頼するので、指示もスムーズに行えるようになります。



2-3.男性(女性)を褒める効果

「好きの反対は無関心」という言葉を聞いたことはあるでしょう。それくらい興味を0から1にするのは難しい。ですが全く興味のない状態からでは進展なんてしないですよね。


そこで役に立つのが褒めるということなのです。


相手に興味を示すと、いつの間にか相手も自分に対して興味を抱き始める。興味は伝染するのです。告白された相手を好きになっていた、なんて話もよくあるくらいですから。


あと簡単な話、褒められると嬉しくなります。嬉しくしてくれた人には、自分も返そうと思うので、よりいっそう関係を深めることができるのです。




3.褒め方のコツ・ノウハウ

3-1.「事実」を伝える

褒めるといっても、持ち上げる必要はありません。まずは「あなたのことを見ている」と伝えてあげるだけで大丈夫です。


どんな人間だって多かれ少なかれ、承認欲求を持っています。常に「自分を認めてほしい」と考えながら生きているのです。


認められていないというのは不健康な状態であり、異常事態です。そんな心境で成長はできませんし、最大限の実力も出せるはずがありません。まして自分に自信を持つなんてこと、できるはずもないのです。


だから最初は承認欲求を満たしてあげる。その方法が、「事実」を伝えるなのです。


子どもだったら「90点もとれたね」
後輩や部下だったら「仕事、頑張ってるな」
異性なら「いい笑顔だね」


ちょっとしたことでも、気付いたことを言ってあげるのです。もちろんこのとき、ネガティブなことを言ってはいけません。あくまで目的は、承認欲求を満たしてあげること。否定的な態度はご法度です。


まずは「あなたのことを見ている」と認めてあげてください。

 

※詳細は下記のリンクから

褒め上手は見ちゃダメ!今から誰でもすぐできる!もっとも簡単な褒め方のコツ - ノウハウのめぐみ



3-2.「I(アイ)メッセージ」で伝える

社会的動物と呼ばれるように、人は集団のなかで生きています。それゆえ他者に「影響を与えたい」という気持ちは非常に強い。


「誰かを幸せにしたい」
「この世界から戦争をなくしたい」
「みんなを笑顔にしたい」


すべては「影響を与えたい」という感情が根底となった夢。それを目指して人は努力をする。そしてその夢がかなったとき、途轍もない喜びを感じるのです。


その傾向を応用した手法が、褒め言葉は「I(アイ)メッセージ」で伝えるということです。



たとえば、子どもがいい成績をとったときの褒め方。
「いい成績とれてすごいね」
でも嬉しいかもしれませんが、それ以上に
「いい成績とれて、お母さんは嬉しいよ」と言ったほうが、より嬉しく思える。効果もてきめんでしょう。


後輩がいいプレゼンをしたときは、
「よかったぞ」
と簡素に言うのではなく、
「よかったぞ。俺は感動した」
と感情を乗せて伝えます。自分が褒められる側だと思って想像していてください。「I(アイ)メッセージ」の方が言われたいですよね。


褒めるときは何より、君のおかげで、私にはこんないいことがあったよっていうことを意識して褒めると良いです。

 

※詳細は下記のリンクから

【もっとも影響力のある】信用と喜びを得る褒め方のコツ - ノウハウのめぐみ



3-3.「重要感」を与える

D・カーネギーの名著『人を動かす』に繰り返し書かれている言葉があります。それは重要感です。



人を動かす秘訣は、間違いなく、一つしかないのである。すなわち、自ら動きたくなる気持ちを起こすこと――これが、秘訣だ。(文庫版p32)

『人を動かす』 著D・カーネギー 訳山口博 創元社



自ら動きたくなる気持ちの起こし方が、その人を重要人物として扱うこと。その方法が褒めるなのです。


褒めることで「あなたは私にとって重要な人」だということをアピールします。往々にして自分の存在価値は、他人の態度で推し量るもの。そして自分が重要人物なのだとわかれば、喜びもひとしおです。


褒めるというと褒め言葉が一般的ですが、これは私の考えですが、行動も褒めるの一種だと思っています。


たとえば後輩を、取引先の方のように接待する。女性を紳士的に迎え、椅子を引きプレゼントをする。子どもの遊びに付き合う。このように言葉ではないですが、大切に扱うことも立派な「褒める」だと思うのです。


言葉で表現するのが苦手な人もいるでしょう。そういう人こそ行動で、「あなたは私にとって重要な人」ということを伝えてみましょう。

 

※詳細は下記リンクへ

【信じられない方法を使う】人を動かす褒め方のコツ - ノウハウのめぐみ



3-4.「嬉しいポイント」を見つける方法

人によって、褒められたいポイントは違います。私の場合は性格や容姿を褒められるよりも、仕事などの能力を褒められたときの方が嬉しいです。


また同じ仕事でも、得意なことを褒められるよりも、苦手だったことを褒められた方が成長を感じられ嬉しいです。一方で「仕事なんかどうでもいい。私は容姿を褒められたいんだ!」という人も少なくないでしょう。


このように何が嬉しいのか、人によってバラバラなのです。


ですので一人ひとり、どこに注目して欲しいのか、どこを褒めて欲しいのか、観察し、見極めるのです。褒めるポイントを見つけるときは、いくつかの要素に分けると考えやすいです。



性格

→褒められる機会が少ないため効果的。抽象的でも、相手が勝手に行間を読み取ってくれるため難易度は低い。ただしタイミングの重要性は高い。


容姿(見た目)

→男性に向かって可愛いや、女性に向かってカッコいいのように、場合によっては地雷になる恐れがある。また褒められ慣れている人もいるので、あまり注目されないポイントを選ぶのが大切。また、抽象的だと白々しく聞こえるので、何がいいのかも加えて言うようにしよう。


行動・成果

→その人が起こした影響を伝えやすい要素。自分の感情を乗せることによって、より効果的に褒めることができる。褒めるその時点で、すでに具体的であるため、工夫は少なくて済むかもしれない。しかしそもそもポイントを探すのが難しいという特徴もある。



あくまでこれは一例で、ほかにもポイントは見つかると思うので、探してみると面白いと思います。



4.褒めるときの注意点

褒めるにしても、注意点があります。それは嘘をついたり、大げさに表現したりしないこと。ありもしないことは伝えないということです。


自分で褒めているときには気づかないものですが、褒められた相手は、それが本心かどうか、わかってしまうものなのです。嘘っぽいと、かえって信用できなくなります。怒りを買うこともあるかもしれません。


ですから絶対に虚言は吐かず、「ありのまま」伝えるようにしましょう。


小さなことでもいいんです。小さなことでも、積み重ねでいくらでも大きくできますから。偽らず、思ったことを伝えてあげましょう。



5.まとめ

「褒める」という行為は相手にとって有益な方法。また相手だけでなく、自分にもいい影響を与える方法なのです。


相手を喜ばせれば、相手も喜ばせようとしてくれる。

相手を信用すれば、相手も信用してくれる。


最初は難しいかもしれませんが、ぜひトライしてみてください。きっと、いい効果が出るはずです。ですから絶対に虚言は吐かず、「ありのまま」伝えるようにしましょう。


小さなことでもいいんです。小さなことでも、積み重ねでいくらでも大きくできますから。偽らず、思ったことを伝えてあげましょう。