【もっとも影響力のある】信用と喜びを得る褒め方のコツ
「褒めるのがいいのはわかってる。ときどき褒めるようにもしてる。でも、ぜんぜんうまくいかない!」
褒めるのは難しい。国語や数学のように勉強が必要ですし、スポーツのように練習しなくてはならない。でないと上達しないでしょう。
学校では習わないし、誰も教えてくれない。なのに誰もが褒められたいと願っている。
もうどうすればいいのか分かりませんよね。そこでこの記事では、これさえ覚えておけば大丈夫!といえるくらい影響力のある褒め方のコツ・ノウハウをご紹介します。
1.もっとも影響力のある魔法の褒め言葉
一口に褒めると言っても、さまざまな手法があります。たとえば私の書いた『今から誰でもすぐできる!もっとも簡単な褒め方のコツ』では、「事実を伝えるだけ」という褒め方を紹介しています。
たしかにこれは誰でもすぐに、工夫を凝らさず実用可能な手法です。しかし極初歩的な方法ですので、効果の程は大きくはありません。
やはり、どうせなら自分の褒める技術で影響を与えたいですよね。
そこで今回、私が紹介するのが「I(アイ)メッセージ」で伝えるという手法です。別名、「~のおかげ戦法」です。
2.「I(アイ)メッセージ」に影響力がある理由
社会的動物と呼ばれるように、人は集団のなかで生きています。それゆえ他者に「影響を与えたい」という気持ちは非常に強い。
「誰かを幸せにしたい」
「この世界から戦争をなくしたい」
「みんなを笑顔にしたい」
すべては「影響を与えたい」という感情が根底となった夢。それを目指して人は努力をする。そしてその夢がかなったとき、途轍もない喜びを感じるのです。
本当のところを言うと、人は毎日ちょっとずつ影響を与えています。誰かとご飯を食べるだとか、30分話しただとか、些細な瞬間に影響力がはたらいているのです。
しかしそれを確認する術を持たないので、不安に駆られるのです。そんなときに、
「君のスピーチ、感動したよ!」
「あなたと過ごしてると、楽しいの」
こう言われたらどうでしょう。嬉しくないはずがありませんよね。
自分を喜ばせてくれる相手には、同じように喜ばせたいという感情になるのが人というもの。また信用度も上がるでしょう。
これが褒め言葉は「I(アイ)メッセージ」で伝えるということです。
そしてその具体的な方法が、「~のおかげで戦法」なのです。
3. 「I(アイ)メッセージ」の使い方
まず対象の喜びそうなポイントを探しましょう。服装にこだわりのある人なら服を、勉強を頑張っている人なら努力を。
そういうポイントが見つからない場合は、成長して欲しいところ、直して欲しいところなどでもいいでしょう。
ただしセンシティブなポイントになればなるほど、難しく、失敗したときのリスクは高くなりますので注意しておきましょう。
ポイントを定めたら、こう伝えるのです。
「先生のスーツ、オシャレですね」
「勉強、頑張ってるわね。お母さん、嬉しいわ」
「君が支えてくれたおかげで、僕はここまで来れたんだ」
もし「~のおかげで」とつなげるのが難しいようでしたら、別の言葉に置き換えても問題ないです。重要なのは、あなたの影響でいい結果になりましたと相手に伝えることなのです。
褒め言葉は「I(アイ)メッセージ」で、私にこういう影響がありましたと伝えるのです。
4.まとめ
この戦法はとても影響力のある方法ですが、万能ではありません。相手が何かしらのアクションを起こしてないと、使うことができません。
「君の笑顔のおかげで、僕はいつも幸せだ」
なんてことも言えますが、これができるなら始めから困ってませんよね。
ですので別の手法も載せた記事を用意しておりますので、そちらもご覧ください。