後輩や部下を育てる!教育に使える褒め方のコツ

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「チームとしてもっと成果を出したい」 「部下や後輩を育てたい」

そう考えている方も多いでしょう。ただ褒めるというのは、そうたやすいことではありません。本気で学ぼうと思ったら、莫大な時間がかかります。しかし、そんな余裕はないですよね。

そこでこの記事では、褒め方のノウハウの重要なポイントを抜粋してご紹介いたします。

1.なぜ褒められると良い?

人の心には、車のようにエンジンが搭載されています。エンジンですので当然、動かすためのエネルギーが必要になります。そのエネルギー源としてもっとも有効なのが「褒める」なのです。

褒められないと、エンジンへのエネルギー供給が停止してしまう。すると、やる気がなくなり、モチベーションが下がり、無気力状態になってしまいます。ガス欠状態です。そんな状態では、成果なんて出せるもんじゃありませんよね。

一方で、褒められた人はやる気・モチベーションが上がるので成果が出やすくなります。

また人は自分を褒めてくれる(承認してくれる)相手に信頼を抱きやすいので、コミュニケーションにおいても上手くいくという効果があります。

 

2.どう褒めれば良い?

2-1.相手目線で褒める

あなたが相手にするのは部下や後輩であり、あなた自身ではありません。あなたにはできて当然のことでも、その部下や後輩にとっては大変なことかもしれません。

誰でも最初は苦戦するものです。ひたすら頑張り、時間をかけて成長し、今に至っているのです。しかし不思議なことに、できるようになった途端、できない人の気持ちがわからなくなってしまう。これは誰しもに起こる現象です。

たとえ自分はすぐにできたとしても、それは自分の得意なことだっただけ。人には得手不得手があるものです。その子にとっては、苦手なことなのかもしれません。

ですから、まずは相手目線になりましょう。些細なことでも、部下や後輩にとっての成果に着目して褒めるようにしましょう。

2-2.具体的に褒める

「よくできた」のような抽象的な褒め方では、どこか白々しく聞こえてしまうことがあります。また何がよかったのかわからないので、次に活かすこともできない。

部下や後輩を褒めるときは、具体的に、何がよかったのかフィードバックするようにしましょう。こうすれば褒められた分野に自信を持ち、やる気・モチベーションが上がります。

また1つ得意ができるだけで、相乗効果で他の分野でも成果を出せるようにもなります。結果的に、成長スピードも早くなるのです。

2-3.失敗しても褒める

「褒めろって言われても、そんなに褒めることないよ」と思うかもしれませんが、別に成果を上げたときだけじゃなくてもいいのです。

たとえば失敗したときでも褒めてあげてください。失敗にも必ずよかったところがあるはずです。そういった部分にも着目し、「ここはよかったけど、ここはもっと」のように褒めるのです。

そうすれば、やる気・モチベーションの低下にならず、再挑戦できるようになるでしょう。

2-4.プロセスを褒める

成果ばかりに着目しがちですが、そのプロセスにおいても褒めるようにしましょう。いつも成果を出せるわけではありません。どんだけ頑張っていても、上手くいかないこともあります。

そんなときこそ、「今回は上手くいかなかったが、君の頑張りは見ていたぞ」と褒めてあげるのです。そう言われた部下や後輩は、また次も頑張ろうと思えるようになります。くじけないので、成長し続けられるのです。

 

3.褒めるときの注意点

3-1.タイミングを逃さない

褒めるうえでタイミングは極めて重要な要素です。いい褒め言葉を言えても、ずっと後では何のことかわからない。効果はないに等しいでしょう。感謝も同じですね。

ですので、もっとも効果のある瞬間に目掛けて、褒めるようにしましょう。相手が欲しがっているタイミングを狙うのです。 

3-2.思ってないことは言わない

嘘をついたり、思ってもいないことは言わないようにしましょう。

自分で褒めているときには気づかないものですが、褒められた相手は、それが本心かどうか、わかってしまうもの。嘘っぽいと、かえって信用できなくなります。怒りを買うこともあるかもしれません。

ですから、絶対に虚言は吐かず、「ありのまま」伝えるようにしましょう。

小さなことでもいいんです。小さなことでも、積み重ねでいくらでも大きくできますから。偽らず、思ったことを伝えてあげましょう。

3-3.自分の行いにも気を付ける

あなたは上司、あるいは先輩です。自分の行ないには気をつけるようにしましょう。

いくら良いことを言っても、その上司や先輩の態度が悪かったり、発言が行動に伴っていなかったりすれば、従おうとは思いません。尊敬できない人に褒められても嬉しくないです。叱られても、腹が立つだけです。

まずは自分の行いに気を付けて、些細な瞬間にも気を抜かないようにしましょう。

 

4.まとめ

この記事では、具体的なノウハウまでご紹介できませんでした。そこで下記に、さらなるノウハウを書いた記事がありますので、ぜひ御覧ください。